日文翻譯社提供日文翻譯模擬練習(一)日文翻譯社提供以下資訊 日文翻譯練習 「わかるべきこととはいかなることか」を知るのは、「至るべきゴールの認識」である。それがわかれば、後は努カだけである。それがわかれば、一日でもできる。一日でできなければ二日、二日でだめなら三日。三日でも四日でも、「至るべきゴール」がどのようなものかを、明確かつ具體的に把握してしまえば、努力の結果は「達成」へと至る。しかし逆に、 (① )努カをしようとも、「自分のなすべきことがどのようなことで、そのために自分のわかるべきことはどのようなことか」を理解していない人は、自分の努力を空回りさせるだけになる。「努力を空回りさせたくない」と思う人間だけが、「わからない」の掘り起こしをするのである 「( ② )」を口にしたくない人間は、見栄っ張りの體裁屋である。「他人がやり、自分もやらなければいけないことなら、そんなにむずかしいことではないのだろう」と勘違いしてしまう。だから、「わからない」を探さない。それを探すのは「できない自分」を探すことになって、「できる」とは反対方向へ進むことだと考えてしまう。しかし、「できる」とは「できないの克服」なのである。「克服すべきこと」の數と內実を明確に知った方が、よりよい達成は訪れ--その達成までの時間は、ある程度以上必要ではあろうけれど。 しかし、「わからない」を探さずに、「わかる」ばかりを探したがる人に、その達成は訪れない。自分が「わかる」と思うことだけを適當に拾い集めて、いかにも「それらしい」と思えるものを作り上げる--つまりその達成は、「似て非なるものへ至る達成」なのだ。 「わかる」とは、自分の外側にあるものを、自分の基準に合わせて、もう一度自分オリジナルな再構成をすることである。普通の場合、「わかる」の數は「わからない」の數よりもずっと少ない。だから「暗記」という促成ノウハウも生まれる。數少ない「わかる」で再構成をする方が、數多い「わからない」を掻き集めて再構成するよりもずっと手っ取り早いからである。手っ取り早くできて、しかし③その達成は低い--あるいは、達成へ至らない。「急がば回れ」というのは、いかにも事の本質を衝いた言葉で、「効率のよさ」と「効率の悪さ」は、実のところイコールであるようなものなのである。 (橋本治『「わからない」という方法』集英社新書による) 【問1】( ① )に入ることばはどれか。 答案:1213
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